大阪大学 統合デザイン力教育プログラム

教育についての取組み


2006/03

大学院総合演習室の整備完成


 プロジェクト型科目(PBL)の展開のため「大学院総合演習室」を整備しました。演習室内には、PBLを実施する際に各プロジェクトチームに割り当てられる占有スペース10部屋と、全体討論、フリーディスカッション、機器の分解、組み立て、試作などを行うための共有スペースを配置しています。占有スペースでは、別途講義室で実施される座学を通じて学んだ設計方法論を活用しながらチームディスカッションを活性化させるために、電子ホワイトボードとパーソナルコンピュータを配置しています。種々のソフトウェアを導入し、素早く簡便に情報整理、アイデアの具体化、分析・評価・検証を行えるようになっています。また3次元スキャナやラピッドプロトタイピングシステムをはじめとするデジタルエンジニアリング環境を整備し、実感を伴わなかった従来型の設計演習を超えて、試作を通じて具体的な物体としてつくり出すことができる環境となっています。これら設備を用いることにより、思考としてシンセシスとアナリシスを統合化することを目指します。またプレゼンテーション能力向上のために、大型プリンタによるポスター作成環境と、共有スペースにおけるプレゼンテーション環境を整備しています。