第25回大阪大学機械工学系技術交流会

日時:平成17年1月28日(金) 13:30-17:15
会場:大阪大学大学院工学研究科
   機械系M4棟2階M4-201講義室
   住所:〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
スケジュール
13:00 受付,開場
13:30-14:45 特別講演:「光マイクロ・ナノテクノロジー:集積技術からのアプローチ」
 東北大学大学院工学研究科 ナノメカニクス専攻 羽根 一博 教授
14:45-15:15 コーヒーブレーク
15:15-16:00 講演1:「1700℃級ガスタービンの伝熱研究:産学連携のアプローチ」
 大阪大学大学院工学研究科 機械物理工学専攻 武石 賢一郎 教授
16:00-16:45 講演2:「移動ロボットの視覚認識と行動制御」
 大阪大学大学院工学研究科 電子制御機械工学専攻 三浦 純 助教授
16:45-17:15 グループ討論及び研究室(武石教授,三浦助教授)見学
特別講演の概要
私たちは光技術と機械技術を集積したマイクロ・ナノシステムの研究を行なっている.具体的には,シリコンマイクロマシニングを用いて光センサや光メカトロニクスシステムの集積化を行なっている.マイクロ干渉計,マイクロ光エンコーダなどのセンサやマイクロミラー光スイッチ,光スキャナー,光フィルターなどの光デバイスを製作した.さらに先端の半導体微細加を用いれば,100nmレベルで立体的な構造を製作できる.これらの技術で機械構造を製作し,光波長より小さい構造で発生する光学現象を利用した新しい光センサや光デバイスを製作している.集積型近接場光学プローブやサブ波長格子による光フィルタなどを試作した.このような集積技術を紹介し,光マイクロ・ナノテクノロジーを展望する.
講演1の概要
現在タービン入口温度1500℃級のガスタービンを主機としたコンバインドプラントでは熱効率52%(HHV)を達成している。さらに高効率なプラントを目指して、1700℃級ガスタービンの開発研究が始まった。この高温ガスタービンが成立するか否かは第一段動静翼の技術力にかかっている。そこで高性能な新型全面フイルム冷却と内面の熱制御可能な冷却構造を組み合わせたタービン冷却翼を計画している。本講演では阪大における基礎研究と企業のシステム設計、応用研究を組み合わせた新しい研究開発の現状を紹介する。
講演2の概要
近い将来,われわれの日常生活空間にロボットが進出し,さまざまな形で生活を支援することが期待されている.日常空間を自由に移動できることは,そのようなロボットの持つべき重要な機能の一つである.自由な移動には,(1)周囲の物体を認識して移動できる場所を知ること(自由空間認識),(2)衝突等を避けて適切に移動すること(行動制御),および(3)自分がどこにいるかを知ること(自己位置認識)が不可欠である.本講演では,これらの技術の現状を概観するとともに,実際の研究事例をいくつか紹介する.